ちよりの読書室

読んだ本の感想をゆる~く書いています。

アンソロジー

読んだ本

『いつか、アジアの街角で』

中島京子

桜庭一樹

島本理生

大島真寿美

宮下奈都

角田光代

文春文庫

 

アジアをテーマにしたアンソロジーです。

中島京子さんと桜庭一樹さんの名前があったので読んてみました。 

 

『隣りに座るという運命について』中島京子

色々な偶然が重なり合って人と人は繋がっている。これから新しいことが始まるようなエンディング。

 

『月下老人』桜庭一樹

『紅だ!』のスピンオフです。出てくる食べ物がどれも美味しそう。

 

『停止する春』島本理生

弱っている人にどんなふうに寄り添ったらいいのか、とても難しい。

 

『チャーチャンテン』大島真寿美

年の離れた女性の友情。香港への応援もあるのかな。

 

『石を拾う』宮下奈都

なんと言い表したらいいか解らないモヤモヤした感情はきっと誰にでもあるはず。その気持ちをすぐに噴出するひと、静かにたぎらせているひと、いろんなひとかいるのだなぁと。

 

『猫はじっとしていない』角田光代

猫が出てくる不思議なお話。

 

どの物語もおもしろかった。

特に『石を拾う』が好きでした。

 

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