読んだ本
『NSA』
アンドレアス・エシュバッハ
赤坂桃子訳
もしも、第二次世界大戦中のドイツで今と同じようなコンピューターシステムが開発され携帯電話やインターネットが利用できていたらという歴史改変SFです。
この手の本の感想をネタバレせずに上手に書くのは本当に難しい…。
NSA(国家保安局)でプログラムを作成するヘレーネとアナリストのレトケの物語を中心として話が進んでいきます。
国内外のネットワークにアクセスして世論を搖動したり、データを監視して隠れているユダヤ人を発見したり、SNSの投稿から反ナチズムの活動を阻止したりできる世界。
これは過去を舞台にした物語ですが、今現在の話なのでは?
私たちもスマホやパソコンを使ってたくさんの情報を目にしていますが、実は自分の意見や考えを持つ前に何となくネットの記事に同調してしまったり、SNSで流行っているからという理由で買い物をしたりしているところがあるかもしれません。
自分が撮った写真を簡単にSNSに投稿することで知らないうちに個人情報を拡散させていることもあるとか。
自分は映っていなくてもタピオカの写真を載せたらカップに映り込んだ風景や人物から個人を特定されたというネットニュースを最近見ました。
タピオカは危ないらしいですよ。
ネタバレしないようにしたら本の内容からかなりズレた内容になってしまった。
(反省)
次はどんな本を読もうかな。